Projects

プロジェクト

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主な取り組み

 先進技術の集合体として、脱炭素の社会実装に挑む。
Climate Microtech Allianceでは、個人技術者や小規模企業の力を結集し、独創性と実現性を兼ね備えたプロジェクトを推進しています。以下は、その代表的な取り組みです。

Our Project 01

省エネ洋上電力獲得船プロジェクト

帆走型洋上風力発電船(OEHV)構想の進化系モデル
本構想は、故・青木繁光氏が発案し、NEDOにも申請された帆走型洋上風力発電システム「Ocean Energy Harvesting Vessel」をベースに、さらなる性能・応用性を加えてアップデートしたものです。自然エネルギーの最大活用、CO₂の資源化、洋上生産プラントの融合を目的としています。

高高度の強風を効率的に捉える帆布構造。帆はヘリウムガスで上昇。

主に後方風利用。高位置帆とのハイブリッド運用。

BDF/HVO/アルコール燃料に対応し、水素混焼でCO₂削減。軽油比で50%以上の燃費改善実績。

従来のマイクロバブルを超える低摩擦設計(K-H不安定性考慮)。

撥水性、親水性、生物忌避の3種で比較実装。

Equatic社によるCaCO₃回収・水素製造技術、UCDI菌によるタンパク質生成等。

気象予測、海流解析、航路最適化、エネルギー管理を統合制御。

POD型二重反転プロペラと水力発電機を統合。CFRP製による高効率・大径化。

応用展開
定置型洋上電力コンビナート
全自動運用船(自航電力獲得船)
メタノール/MCH製造、SAF(持続可能航空燃料)供給
「Go Pirates」構想:廃プラ油化装置搭載型モバイル施設

Our Project 02

自立型風力発電機の開発

早期始動・強風対応・軽量化を両立する新世代風力発電機

  • 複数枚ブレードの採用により、低速回転でも高出力を実現。
  • 素材・構造を見直し、従来機より発電能力とコスト性能が向上。
  • ペロブスカイト太陽光発電との補完性を活かし、全天候型再エネモデルを構築。
  • 圧縮空気エンジンとの連携で、農機具・小型輸送機への応用が可能。

Our Project 03

非食用植物油由来バイオ燃料製造

ポンガミア種などを用いた持続可能型燃料の提案

  • 従来のFAME(脂肪酸メチルエステル)だけでなく、水素化HVO製造にも対応。
  • 水素添加による燃焼効率向上に関する実証経験あり。(前職)
  • メカノケミカル技術と組み合わせ、非食用油ベースでの高品質軽油代替燃料の製造を目指す。

Our Project 04

海水からの炭酸カルシウム(CaCO₃)製造支援

Equatic社の技術と、独自のナノバブル気液混合装置によるCO₂固定化

  • 電気分解により、塩素を出さずに水素と酸素を生成
  • CO₂を固定してCaCO₃へ変換、同時にカーボンネガティブな水素を回収。
  • 洋上風力と統合することで、エネルギー自給型CO₂回収システムを構築可能。

Our Project 05

余剰汚泥処理と砂漠緑化計画

活性汚泥 × スーパー光合成細菌でCO₂削減+緑化実現

  • 活性汚泥処理水を活用して有用微生物・光合成細菌を培養
  • 荒地や塩害地でも植物育成を可能にし、肥料使用量も削減。
  • 汚泥焼却コスト・CO₂排出・廃棄物輸送費を同時に削減。
  • 農業資材としてのリユースで経済性と環境性能を両立

Our Project 06

メカノケミカルによる水素・アンモニア製造

摩擦・衝撃・せん断による新しい水素生成技術

  • SUS304製ボールミルにより、非加熱・非加圧での水素生成を実証(岐阜薬科大学・広島大学)。
  • 窒素との反応によりアンモニアも生成可能(東京大学)
  • 従来の高温・高圧を不要とし、装置の小型化・分散設置が可能
  • 今後はHVO製造など他合成技術との融合も視野に。

Climate Microtech Allianceは、これらの技術群を有機的に組み合わせ、脱炭素を「経済活動の中心」に据えたプロジェクト創出を目指しています。専門機関・企業・自治体・大学などとの共同開発、実証支援、事業化協力を積極的に行っております。

お問い合わせ

〒277-0855  千葉県柏市南柏1丁目4番8 405号

価値のある技術で温暖化防止社会の普及を目指す脱炭素テクノプロデューサー
Lee Soo Nam リ スナム <李 秀男>

TEL 090-2491-6541